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トヨタとダイムラーが日本のトラック事業統合で合意

May 01, 2023May 01, 2023

[1/5] 2023年5月30日、東京での共同記者会見で撮影されたトヨタ自動車とダイムラー・トラックのロゴ。ロイター/キム・ギョンフン

[東京 5月30日 ロイター] - ダイムラー・トラック・ホールディング(DTGGe.DE)とトヨタ自動車(7203.T)は、日本でのトラック部門を統合するための仮契約を結んだと両社は火曜日に発表した。

声明によると、覚書(MOU)に基づき、ダイムラー傘下の三菱ふそうトラック・バスとトヨタ子会社の日野自動車(7205.T)の事業が持ち株会社の下に統合される予定だという。

新会社の株式は東京証券取引所のプライム市場に上場される予定だ。

ダイムラー・トラックのマーティン・ダウム最高経営責任者(CEO)は東京での記者会見で、両社は提携を技術の進歩に必要な規模を達成する機会とみなしていると語った。

「我々はゼロエミッションに向けて加速しているが、大きな課題が1つあり、これに必要な資金が必要だ」とダウム氏は述べた。 「この並行技術開発を機能させる唯一の方法は、規模の経済です。」

世界の販売組織は引き続き別個となるが、両社は共同開発、調達、生産を追求すると同氏は述べた。

声明によると、ダイムラー・トラックとトヨタは同社に折半して投資し、コネクティビティや自動運転などの分野での水素やその他の技術の開発で協力するという。

水素はカーボンニュートラルへの解決策であるため、水素は自動車モビリティの「未来」となるだろうとダウム氏は付け加えた。

両社は2024年の第1四半期に最終合意に署名し、来年末までに取引を完了する予定だという。

2001年にトヨタの子会社となった日野自動車の排ガス不正調査を任務とする委員会は昨年、トラック・バスメーカーが2003年に遡ってエンジン排ガスデータを改ざんしていたことが判明した。

日野は昨年10月、不祥事を受けて生産やコンプライアンスの責任者を含む4人の幹部が辞任した。 小木曽智社長は留任し、月額報酬の半額を6カ月間返還した。

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